2018年12月9日日曜日

SBISL不動産バイヤーズ29号は控えめに投資予定


こんばんは。 けんす です。

明日(2018年12月10日)はSBIソーシャルレンディングのファンド


SBISL不動産バイヤーズローンファンド29号


の募集がありますね。

予定年間利回り : 9%
運用期間 : 約10ヶ月
募集額 : 3億10万円
担保となる不動産評価総額 : 11億800万円
先順位抵当権の設定金額 : 5億2,300万円
LTV : 74.29% (5億2,300万円+3億10万円)÷11億800万円

このファンドでの注目は、とうとう先順位抵当権の額を公表した事ですね。
いままでのバイヤーズローンファンドでは、先順位が不明でしたから、「担保評価総額」と「借入総額」の関係が正確にはわかりませんでした。
最近のソーシャルレンディング業界の不祥事で、SBIソーシャルレンディングも危機感を持ち、情報を開示する方針にしたのかもしれませんね。

ただ、このいつもの図は誤解しやすいかと思いますが。
ちょっと見ただけだと「LTV 51.29% かぁー良いね!」ってなりますよね。
SBISL不動産バイヤーズローンファンド29号 担保の説明の図
SBISL不動産バイヤーズローンファンド29号の説明図


さて、今回のファンドへの投資ですが・・・予定利回りは9%と高めですが、投資額はやや控えめにしようかと思います。
先順位がもっと少額だったら投資していたと思いますが・・・

・担保評価額の約47.2%を先順位が占めている
・その担保評価額についても信頼性が下がった

なので、それなりにリスクも高いと思いました。
仮にファンドに問題が発生した場合、担保不動産の売却等でどれ程回収できるのか?
今までのバイヤーズローンファンドの実績では、LTV80%以内(?)でも損失が生じるファンドもありましたし。

今回の場合、担保の評価総額は11億800万円ですが、例えばサービサーに譲渡した額が8億円の場合・・・
 ①まず先順位に5億2,300万円
 ②残りの2億7,700万円をSBISLの投資家に
 →予定融資額は3億10万円なので、約7.7%の損失?

もし、7億円しか回収できなかった場合・・・
 ①まず先順位に5億2,300万円
 ②残りの1億7,700万円をSBISLの投資家に
 →予定融資額は3億10万円なので、約41%の損失?

その他の費用等がどうなるかわかりませんが、このくらいの数字だと現実的にもありそうに思えてしまいます・・・。

正常に終了したら 9%/年
問題が生じると大きくマイナス
プラス方向は限定されているのに、マイナス方向はほぼ全損までありますからね。(回収額が5億2,300万円以下の場合)
なんか、不利ですね。
SBISLが借手の審査と担保の評価をしっかりと行ってくれていると良いのですが。


ファンドが正常に終える事を祈りつつ、10万円くらい応募してみますか。
もしクリック合戦で負けてもよしとします。
翌日(12月11日)には
SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus 24号
の募集もありますしね。
こちらのファンドはLTVが70%以下(のはず)なので、バイヤーズよりやや余裕があるはず・・・各事業者が誠実であれば。

最近の日本企業は不正が多いから、全体的にあまり信用できなくなってきましたね。



以上、ありがとうございました。

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